川合 紀宗
- 職位:教授
- 学位:言語病理学博士(Ph.D) (ネブラスカ大学リンカーン校)
- 連絡先:nkawai[a]hiroshima-u.ac.jp
※メールをお送りになる際には、[a]を半角の@と表記されてください。
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主な経歴
- コロラド州アダムス郡教育局No. 50(アメリカ合衆国), 言語療法士 (2002 – 2003)
- ネブラスカ大学, リンカーン校音声言語病理学・聴能学部および音声言語聴覚臨床センター, 助手(2003 – 2007)
- 広島大学, 大学院教育学研究科附属障害児教育実践センター, 講師 (2007 – 2008)
- 広島大学, 大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター, 講師 (2008 – 2011)
- 米国ネブラスカ大学, リンカーン校音声言語病理学・聴覚学部, 客員教授 (2011)
- 広島大学, 大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター, 准教授 (2011 – 2013)
- 広島大学, 大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター, 教授 (2013 – 2020)
- 広島大学, 大学院国際協力研究科教育文化講座, 教授(併任) (2014 – 2020)
- 広島大学, 大学院人間社会科学研究科 教育科学専攻 教師教育デザイン学プログラム・国際教育開発プログラム, 教授 (2020 -)
研究実績等については以下をご参照ください。 川合 紀宗 (大学院人間社会科学研究科) (hiroshima-u.ac.jp)
研究領域・テーマ
主な研究領域・テーマ:音声言語病理学、特別支援教育、インクルーシブ教育
私の専門分野は音声言語病理学、特別支援教育、インクルーシブ教育になります。特に音声言語病理学の分野で強い関心のあるテーマは、吃音に対する聞き手の反応や吃音者の発話運動パターンに関する研究です。ただ、最近は、吃音の評価と臨床法に関する研究より興味を持つようになりました。先般、日本版多面的・包括的吃音評価ツールを開発しました。これは、通級指導教室担当教員や言語聴覚士に広く利用されています。特別支援教育の分野では、障害のある当事者や周囲の人の障害受容過程、言語や聴覚に障害のある人の言語認知過程に特に関心があります。また、インクルーシブ教育の分野では、インクルーシブな学級における実践が、多様な生徒の学びの向上をどのように促すことになるかに興味があります。現在、外国語科、国語科、社会科、理科、算数・数学、心理学、日本語教育を専門とする研究者と連携し、児童生徒が不全感に苛まれることなく、自らの強み弱みを直視し、どのようにすれば主体的な学びを導くことができるかについて研究を進めています。
指導可能な研究領域・テーマ
音声言語病理学,コミュニケーション障害学,特別支援教育学,インクルーシブ教育,ソーシャル・インクルージョン
学生の主な研究題目は以下のとおりです。[M]=修士論文、[D]=博士論文
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The Development of an Instrument to Measure Indonesian Teachers’ Attitudes toward Inclusive Education [D]
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A Proposed Framework for a Post-secondary Education Program for Students with Intellectual Disability at a University in Saudi Arabia: Program Components, Organization, and Evaluation [D]
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Sociocultural Perspectives on Autism between Japanese and U.S. Professionals Using TEACCH and ABA Approaches [M]
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Strategies for the Deaf or Hard of Hearing Learners to Learn English Writing Composition Skills in Schools for the Deaf in Lesotho [M]
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Factors Influencing Dropout at Lower Secondary Schools in Rural Cambodia [M]
本プログラムへの進学を検討されている方へのメッセージ
教員の専門分野が様々なので、1つの分野に絞って深く学びたい方にも、複数の教員の専門性を横断的に取り入れて学際的に学びたい方にもおすすめのプログラムです。もちろん様々な国から学びに来ている留学生との交流も深めていくことで、多様な価値観を身に付けることができます。