日下部 達哉
- 職位:教授
- 学位:博士(教育学) (九州大学)
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連絡先:kusakabe[a]hiroshima-u.ac.jp
※メールをお送りになる際には、[a]を半角の@と表記されてください。
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主な経歴
- 株式会社福陵館, 一般職社員 (1995 – 1997)
- 日本学術振興会, 九州大学大学院人間環境学府, 特別研究員DC (2003 – 2004)
- 日本学術振興会, 九州大大学院人間環境学, 特別研究員PD (2004 – 2005)
- 日本学術振興会, 京都大学大学院教育学研究科, 特別研究員PD (2005 – 2008)
- 九州大学, 大学院人間環境学研究院, 学術協力研究員 (2008)
- 早稲田大学, イスラーム地域研究機構, 客員研究助手 (2008 – 2009)
- 早稲田大学, イスラーム地域研究機構, 次席研究員(講師)(2009 – 2010)
研究実績等については以下をご参照ください。 日下部 達哉 (大学院人間社会科学研究科) (hiroshima-u.ac.jp)
研究領域・テーマ
私は比較教育学、イスラーム地域研究を専門としています。対象地域は、主に南アジア地域ですが、東南アジアやアフリカ諸国でも調査を行っています。これまで約20年にわたり、バングラデシュ農村における教育と経済発展との関連性を、4農村の事例研究から調査してきました。教育に関する社会構造変化を調査する一方、イスラームの宗教教育であるマドラサに着目し、マドラサが生み出すムスリムネス(ムスリムらしさ)がいかに南アジア社会に広まっていくのか、他方面から研究しています。
また、私の所属する教育開発国際協力研究センターのミッションとして、アジア・アフリカ諸国における学校・学習改善に携わっています。相手国の大学や行政機関と協議を行い、アクションリサーチを実施、その効果について国連大学をはじめ、国内外の大学と協働で研究を推進しています。今後は、コロナ禍において、これまでアジア・アフリカの教育現場で培われてきた学校や教師の教育改善力が、いかに機能していけるのかについて研究を進めます。
指導可能な研究領域・テーマ
アジア・アフリカ諸国をフィールドとした教育や社会の研究を基本とし、農村・漁村・山村等の地域データを質的に研究するような内容、また、イスラームを中心とする宗教教育の研究について指導が可能です。さらに発展途上国をフィールドとした学校・学習改善の教育政策的研究も指導が可能です。
学生の主な研究題目は以下のとおりです。[M]=修士論文、[D]=博士論文
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国際教育協力プロジェクト終了後における自立発展性の研究―インドネシアのREDIPを事例として[M]
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Factors Affecting Students’ English Achievement at Secondary Level in Bangladesh-The Comparative Study between Narayanganj and Bhola Sadar Upazila [M]
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モロッコ農村部における学校教育制度と村民のライフコース―エルラシディア県ハミリヤ村の女子教育に着目して[M]
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バングラデシュ農村部における青年期女性の学歴取得の意義と性役割観の変容―ガイバンダ郡後期中等学校生徒を事例に [M]
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Proliferating English-Medium Schools in Bangladesh-Their Educational Significance among the ‘Clientele’ [M]
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The Rise of Private School Market and Parental Choice: Cases from Dhaka, Bangladesh and Delhi [D]
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中国の文化遺産保護と住民参加に関する文化人類学的研究 [D]
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Diversification of Qur’anic Schools in Banjarnegara Regency, Central Java: Comparative Study between Semi-Urban Rural and Remote Rural Settings [D]
本プログラムへの進学を検討されている方へのメッセージ
「世界の中で自分だけが知っていること」を是非、大学院で探求してください。
研究室ウェブサイト等
日下部 達哉研究室:https://kusakabe.hiroshima-u.ac.jp/